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合併症について

■ 3大合併症(細い血管の合併症)

@ 網膜症

目の奥にある網膜が障害され、成人後の中途失明の原因の第一位を緑内障と競っています。3つの段階(単純性、前増殖性、増殖性)がありますが、なかなか症状は出ません。従って眼科医による定期的な眼底検査が必要です。



A 腎症

当初は症状がほとんどないため、定期的な尿検査が必要です。まず尿中に微量のアルブミンが検出されるようになり、次に通常の尿検査でたんぱくが漏れ出てきます。さらに進むと腎不全の状態になり、最終的に透析に至ります。現在透析に至る原因の第一位は糖尿病性腎症です。当院では毎回の診察時に原則尿検査を行い、腎症の有無と程度を把握いたします。



B 神経障害

大きく感覚神経の障害と自律神経の障害に分かれます。前者の症状として、足の指先のしびれや痛み、足の裏の違和感、こむらがえりなどがありますが、進行すると逆に感覚がなくなり、足の傷などから潰瘍や壊疽にまで至ることもあります。後者の症状として、下痢や便秘をくりかえす、立ちくらみ、尿の出が悪い、勃起障害など多彩なものがあります。当院では診察時に行う感覚神経の検査(アキレス腱反射、振動覚など)の他に、心電計を用いて簡単に自律神経の検査を行うことができます。
3大合併症を防ぐには、血糖値を良好にコントロールすることが最も大切です。ヘモグロビンA1cで7%未満が目標となります。また血圧や脂質のコントロールも重要です。



■ 動脈硬化(太い血管の合併症)

太い血管(心臓・脳・足など)が狭くなったり詰まったりして、血液がスムーズに流れなくなる状態です。病気としては、狭心症・心筋こうそく・脳こうそく・閉塞性動脈硬化症などがあります。糖尿病があるだけでも2〜3倍動脈硬化が進みやすいのですが、その他に高血圧・高脂血症・喫煙・肥満・加齢などを合併するとより危険が増します。従って上に挙げた全ての危険因子をコントロールする必要があります。当院には血圧脈波検査装置があり、簡単に動脈硬化の検査を行うことができます。





■ 低血糖

インスリン治療や糖尿病の飲み薬を使っている方は、低血糖を起こす可能性があります。一般的には血糖値が70mg/dl未満になると、冷や汗・どうき・手のふるえなどの警告症状が出現します。このまま放置すると脳がエネルギー不足となり、意識を失ってしまいます。従って警告症状が出たら、すみやかにブドウ糖(10g)またはブドウ糖入りのジュース(200cc)を摂取して下さい。意識がもうろうとしている場合は、すみやかに医療機関を受診して下さい。

■ シックデイ

糖尿病の方が風邪や腸炎など他の病気にかかったり、食事が十分摂取できない時をシックデイといいます。脱水を防ぐため十分な水分を摂取し、インスリン注射をしている方は自己判断で中断しないようにして下さい。判断に迷う時は、早めに医療機関を受診して下さい。




市川駅前おがわ内科
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